2022年2月9日水曜日

vol.13 ログハウス内部、天井部分に突入!!

 合板とは言え床ができた!

全体的に部屋感が出てくる。


次は天井。

床同様、垂木と垂木の隙間に断熱材のグラスウールを入れていく。

これがまた非常に大変だ!



断熱材(グラスウール)


床に使ったのと同じものを使う。
床の時も、腰を曲げての作業は辛かったが、天井の作業はそれ以上だ。

断熱材がふにゃふにゃしていて固定するのに手こずる。
おまけに脚立の上で、上を向いての作業だ。
1つの断熱材を固定するだけで肩から首がガチガチになる。

上から断熱材の破片が落ちてくる。
目には入るし、顔を触るとチクチクと痛い。
マスクとメガネが欠かせない作業だ。


断熱材を一列入れたら天井材を貼っていく。

これも上を向いて作業だし、天井材の反りがあるため板と板が奇麗にはまらないことがある。
今度は板の屑が上から降ってくる。
屋根は斜めでの作業で腰が痛かったが、天井はそれ以上にきつい。

なんと過酷な作業だろう。




電気屋さんとの打ち合わせと配線処理


天井には電気の配線が入り乱れている。



事前に電気業者さんとは入念に打ち合わせをした。
『ここに分電盤をつけるから』『天井材を貼っても垂木が分かるようにしておいてね』『ここまで進んだら連絡してね』など。
指示が端的で分かりやすい。

分電盤に繋がる線はまとめて間仕切壁の中へ収納する。

天井の電気がつく場所には、垂木の場所と『ここにダウンライトをつけてください』という印を電気屋さんが分かるようにマスキングテープを貼っておいた。


電気屋さんとの入念な打ち合わせの甲斐あり、無事にダウンライトやシーリングファンが設置完了。
こうなるともう部屋だ。


振り返り

今回は天井貼りについてお話しました。

断熱材貼りと天井材貼り。
ログハウスのセルフビルドはどの作業も大変なのは覚悟の上だ。
しかし、屋根や天井など、体にとって不自然な姿勢での作業は本当にしんどい。
これは年齢なんて関係ない。

そして、天井は電気の配線が通っているので、作業を進めながらも電気業者さんとの打ち合わせが重要だった。

端的な指示をくれたり、他の現場帰りに様子を見に来てくれたりと、よく自分のセルフビルドに付き合ってくれたものだ。


と、感謝はするものの
電気の線が固いのなんのって!
たかが線と思いきや、曲げようとしても曲がらなかったり、こっちに移動させようと思っても重くて固くてなかなか動かなかったりと、非常に苦労した。

『あ~~~、もう!』怒りの矛先がなぜか電気業者さんに向かっていく。

そう言えば電気業者さんも作業中『ウン!ウ~ン!』と唸りながらやってな~

2021年10月14日木曜日

vol.12 ログハウス内部、床部分に突入!!

 いろんな意味で大変だった屋根部分が終了し、やっと心も体も落ち着いてできる床部分に突入する。



根太と根太の間に断熱材(グラスウール)を敷き詰めていく。

根太の間隔は一応均一なのだが、中には様々な都合で広くなったり狭くなったりしているところもある。
こういったところは非常にやりにくい。
広さに合わせて断熱材をカットしたり、継ぎ足したりすればいいのだろうが、そこまでのずれではないし、カットするのに時間がかかる。カットすると鼻がモゾモゾしてくる。

なので、一枚の断熱材をがんばって敷き詰めていった。
アスファルトルーフィング同様、タッカーで固定していく。

地上に降りての作業に喜んでいたが、この作業もやはり腰にくる。
家を建てるとはやはり大変なことだ。

全体に敷き詰めたらその上から合板を乗せて固定。



電気のコードが通っているところや配管があるところは合板をくり抜く。
壁からの距離を測ったり、円の直径を測ったりと・・・

この作業もめんどい。




しかし、合板を乗せたときしっくりはまったときの感動はひとしおだ。
苦労が報われる。



こうして、部屋全体に合板を敷き詰め完了だ!
この後天井に入るので、床部分はひつまずここまで。
仕上げの床材は、最後の最後ということになる。


合板といえども、部屋全体に床ができあがり、部屋っぽさが感じられるようになる。
にやけが止まらない。




合板を貼ったら雨は禁物だ。
窓枠からの雨の降り込みを防ぐため早速窓を取り付けた。



まだ最後の床貼りが残っているため、玄関ドアだけは後回しにして、ビニールシートで雨をしのぐことにした。

床ができ、窓が取り付けられ・・・部屋だ!部屋になっていく!
さらににやけが止まらない!!


次は天井だーーーっ!

2021年5月6日木曜日

vol.11 ログハウスのセルフビルド~屋根材アスファルトシングル~これで雨がしのげる!

 アスファルトルーフィングを貼ったら一応雨はしのげる。

不思議なものでアスファルトルーフィングの固定はホッチキスのようなタッカーでまんべんなく留めていく。
普通であれば穴だらけになるはずだが、これが不思議なことに雨漏りはしないらしい。
アスファルトに合成ゴムや合成樹脂を配合してある。
ゴムによる伸縮性があるため、釘やタッカーで固定してもそこから漏れることはない。

不思議というより感心する。




アスファルトルーフィングで雨はしのげるようになったが、やはり屋根材は急ぎたい。
天気予報を気にしなくていい日が待ち遠しい。




ということで、いよいよ屋根材突入だ!


アスファルトシングル





アスファルトシングルの裏にシングルセメントという接着剤を塗って貼っていく。
釘打ちラインに沿って1枚につき3~4カ所釘を打って固定。






専用の道具がないため、シングル材のカットはカッターやハサミで。
シングルセメントは細い板を使って塗っていく。

ネット情報によると『アスファルトシングルは簡単にカッターやハサミで切ることができる』と書いてあった。

とんでもない!

カッターで切ろうにも刃が入っていかない。
ハサミだと何とか切ることができるが手は豆だらけだ。
シングル材がハサミにこびりついて段々と切れ味が悪くなるのだ。

シングルセメントは、気温が低いと固まって塗りにくい。
逆に気温が高いとトロトロになり、塗ったところが流れていく。
なんとも扱いにくい代物だ。





アスファルトシングルは重ねる部分が多くて、やってる割には進みが遅い。
足場が斜めということで、ルーフィング貼り同様腰にくる。
モチベーションが下がりまくる。





途中雨で中断したが、3日ほどでアスファルトシングル貼りが終了した。
これで完全に雨がしのげる嬉しさと、屋根に上らなくていいという安ど感。

終わってみて思うのだが、最初に野地板貼りで屋根に上ったときは高所の恐怖感と、野地板に体重をかけることの不安感で、まるでなりたてのスパイダーマンのように四つん這いで移動していたものだ。
最後のほうでは余裕で二足歩行ができるようになった。慣れとは凄い。



屋根部分が終了した。



次は床材だ。



2021年4月30日金曜日

vol.10 ログハウスのセルフビルド~屋根部分に突入、野地板貼りとアスファルトルーフィング!

 構造用合板...一体何枚くらい買っただろうか?

根太を設置した後も、何回もホームセンターに通った。
なぜか構造用合板は人気があるようで、すぐに在庫切れになってしまう。

在庫があるときは大量に買い込む。
一枚が広いため、カートに乗せるのも移動も、もちろん車に積み込むのも一苦労だ。

そんな苦労をしながらいよいよ野地板貼りへ作業が進む。




野地板貼り






野地板は意外と重い。
これを担いで脚立を使い屋根に上るのは、結構しんどい。

野地板のサイズを測り、下に降りて電動ノコでカット。
屋根に上り固定。サイズが合わなければ再度微調整。

長方形の形ならば簡単だが、三角形を作るときが苦労した。

下に降りるのが面倒なので、後からは屋根に電動ノコを上げて、そこで微調整だ。
危険極まりない。よくけがしなかったものだ。




アスファルトルーフィング


野地板が終わるとアスファルトルーフィングまでは一気に進めたい。

アスファルトルーフィングとは屋根材の下に敷く『防水シート』だ
これを敷けばなんとか雨はしのげる。






溝になっている部分はやや厄介だったが、ルーフィング自体が幅が広くロールになっているので作業は早く進む。
...が、腰が痛い!
傾斜では作業は簡単でもやはりしんどい!


痛たた...
痛たた...


口癖になりそうなくらい連発しながらやっとアスファルトルーフィング貼りが終了する。

ふぅ~~~~!


2021年4月25日日曜日

vol.9 ログハウスのセルフビルド~いよいよ上棟だ!!

上棟


 ログ組みもほぼほぼ終了しいよいよ上棟だ!!

この巨大な棟木を一体どうやって上げていくか。
普通であればクレーンで上げていくのだろうが、人力でやってやれないことはない...ように思われる。

さすがに一人では無理なので、この時ばかりは助っ人を二人お願いした。
入念に打ち合わせを行い、頭の中では段取りは完璧だ。

いざ決行!


棟木を片方ずつ上げていくが、やはり棟木というだけあってかなり重たい。
それでもなんとか両サイドの棟木がログのてっぺんに乗った。
みんなあちこちにかすり傷を作りながらの上棟だ。
感謝感謝の上棟式。



一番気になっていた棟木が上がると気持ちが少しほっとする。
不安定だったログも、棟木が乗ったことでだいぶ安定してくる。


いよいよ屋根部分へ突入。


垂木





図面通りにピッチを調整しながら設置する。
棟木側とログ側が奇麗に揃っていないと野地板を乗せるときに厄介になる。

また、変形している屋根ということで、垂木の長さだったり角度だったりと、非常に面倒な作業が多かった。
何度も何度も微調整しながらの作業が続く。

これは自分でもよくがんばったと思う。



電気配線工事






ログハウスのセルフビルドでは、電気工事をしてくれる業者さんを探すのは非常に難しいと聞く。
一般の住宅のように一気に作業を進められるわけではない。
ログ組みの進み具合によって、作業を行うタイミングがやってくる。
業者さんにしてみれば何回も現場に足を運ばなければいけない。
他の現場に支障をきたすということにもなりかねないだろう。

実際にうちの工事を依頼した時も開口一番「えーーー、ログハウスですかぁーー!」と、笑いながら...

そういう状況にも関わらず引き受けてくれた業者さんには感謝しかない。

幾度となくよその現場からの帰りに立ち寄り、ログ組みの進み具合を見ていかれる。
「ここまで進んだら連絡して」「この道具を使ったら便利だよ。貸してあげる。」
などなど、面倒くさい現場にも関わらず、とてもよくしてもらった。
もちろん、換気扇や照明器具の相談にものってもらった。




電気配線工事がある程度進んだところで、野地板に進んでもよいとGOサインを頂く。
もちろん電気業者さんにだ。


次に進めるぞーーーーー!!


2021年4月24日土曜日

vol.8 ログハウスのセルフビルド~ログ組み開始!!


 土台敷設ミスをなんとかカバーし、いよいよログ組み開始だ。
何が起こるかわからないと自分に言い聞かせながら、慎重に慎重に進めていく。




ダボ穴・電気穴・ボルト穴


ログ材には驚くほどの数の穴が開いている。
ダボ穴や電気配線用の穴、通しボルト用の穴。

電気配線用とボルトの穴には注意が必要だ。
ダボを打ってしまわないように1段1段確認していく。




テープを貼ってわかるようにしておく。

電気配線用の『E』のテープは電気工事の業者さんにもわかりやすかったようだ。


Eのテープを目印に業者さんが開けた配線用穴



大引き・根太設置


ログが3段組みあがったところで大引きへと作業が移った。



更に数段ログをくみ上げた後に根太と構造用合板を設置した。



これで足場が高くなりログ組みの作業がしやすくなる。





ログを組んでいくとドア枠が出てきて、更に高くなっていくと窓枠が出てくる。
「これがリビングの窓か~」などと感激しながらログ組みをがんばる。

高くなっていくと足場としての脚立が必要で、場所が変わる毎に脚立を移動しなければいけないので時間がかかる。
それでも、平屋だったということもあり、最後まで足場を組むことなく脚立のみで組み上げることができた。


次は難題の上棟だ。

2021年4月23日金曜日

vol.7 ログハウスのセルフビルド!土台とログ1段目~いよいよログ組み開始!

 基礎工事が終わり、待ちに待ったログハウスのセルフビルドが始まった。

マニュアル通りにやっていく。
まずは基礎の上に基礎パッキンを敷き詰めていく。




最近の基礎は通気口がないため、このような基礎パッキンを敷いて
床下の換気を行う。



セルフビルドのマニュアルは熟読した...つもりだった。




土台敷設


・土台の位置を決める


基礎のどの部分に土台を置くかを決める。
ログの厚みによって寸法が違ってくるらしいが、マニュアルに従って計算していく。

計算式自体はそう難しいものではないのだが...



・腰掛継手加工とアンカーボルト位置


土台と土台の接続は『腰掛継手加工』を行う。






コーナー部分も直線部分もこの腰掛継手加工を行い、基礎の上に土台を敷き詰めていく。
仮置きしアンカーボルトの位置に印をつけ穴あけだ。

すべての作業が終わり土台と基礎が合体する。





ログ1段目

1段目全体を仮置きしていく。
全部を敷き終わったとき、初めてミスに気付くのである。

ログ1段目を仮置きしたとき、奇麗に土台の上に載らないのだ。
ログに対して土台が広い!

しまった !!!!!

基礎と土台との位置関係ばかり気にして、ログ芯(交点)とログ芯(交点)の距離を図面で確認していなかった。



しかし、計算して出した土台の位置がなぜずれているのか?
不思議でならない。
申し訳ないが基礎の長さを測ってみた。やや!図面より数センチ長い!


何がまずかったのかは不明だが、自分が交点からの距離と図面とを照らし合わせていなかったのは確かだ。
やり直すしかない!

土台を全部外し再度やり直しだ。
「やった~、1段目だ~」という喜びから一転、早くもどん底気分。





気を持ち直してなんとか土台設置と1段目が完了した。
喜びと安ど感がこみ上げる。



この先どうなることやら...